英会話のレッスンで、アメリカはコロラド州のデンバーで起こった航空機のトラブルを取り上げました。
A plane took off from an airport in Denver, Colorado, US and a few minutes later, one of the engines exploded.
空港を離陸して数分後、777のエンジンの一つが爆発、その出火は乗客たちも目にして、彼らを恐怖に陥れました。
という緊迫した事故でしたが、最近の旅客機はエンジンは2基しかないものが多いですね。1台が使えなくなるということは、残り1基だけ。なんか怖いですが・・・。
以前はエンジン4基のボーイング747や、3基のダグラスDC-10 などがありましたが、最近は見かけなくなりました。
これはコストを低下させる目的と、燃費の向上で双発でも長距離飛行が可能になったことが大きいですが、騒音上も少ないエンジン数が求められたとのことです。
爆発する explode 爆発 explosion は、同様の接頭辞 ex (外への広がりを示します)で始まる、
延長する extend 延長 extension
拡大する expand 拡大 expansion と並べて、覚えておきたい単語ですね。
さて、離陸する take off は前回のブログでも取り上げた「副詞小片 off」 が使われています。
take は「わざわざする行動」を示し、off は「さっと離れる」ことを意味していて、take off は地上から上に「さっと離れ」ようとする行動を示していますね。
take off は他動詞(目的語をとる動詞)になると「服などを脱ぐ」という意味ですね。これも、身につけているものを「さっと離れる」ようにする「わざわざ行為」です。
着陸するはland、着陸は landing です。今回の事故で機長は、緊急着陸をする (make an emergency landing) 決心をしたのです。
とにかく無事でよかった。乗客たちは生きた心地がしなかったでしょうね。
このように動詞があっても(この場合 land) 、make a --- 「と~する」いう言い回しは便利です。
make a firm promise 「かたい約束をする」、make an effective speech 「感銘を与える演説をする」、 make a necessary arrangement 「必要な手配をする」などですね。
ボーイングの7X7シリーズは最初の707就航からすでに62年。世界を飛ぶ代表的な旅客機シリーズです。
世界に連れて行ってくれる飛行機はいつにあっても、我々にロマンを感じさせてくれる乗り物ですが、安全の追求、安全の維持だけは徹底してもらいたいものですね。