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英文法の重要ポイント 自動詞と他動詞

 

英語に強くなるには、話す場合でも書く場合でもしっかり文章を作るために動詞の2つの形、自動詞と他動詞を区別できるようになることが大変大切です。今回は、この自動詞と他動詞がしっかり区別できるように勉強してみましょう。

 

自動詞というのは、簡単に言えば、目的語を必要とせずに動作を説明できる動詞です。

 

I walk. She laughs. He swims. They cry. など。シンプルな第一文型ですが、場所や時間を表す副詞が後ろに来ることもあるので、短いとは限りません。We moved to Tokyo when I got a job in Shinagawa.「私が品川で職を得たとき、私たちは東京に引っ越しました。」

 

他動詞は目的語を必要とする動詞で、~を食べる、~を持つ、~を運ぶなどの動詞は、目的語がないと意味が明確になりません。これらが他動詞です。

 

ここで重要な事は、同じ動詞でも、他動詞と自動詞と両方の形をも持つ場合がかなりあるということです。

 

同じ動詞で他動詞、自動詞を比較すると、よりこの2つの形が理解しやすくなります。やってみましょう。

 

return① 戻る(自動詞)

Jane returns to Australia every year.

「ジェーンは毎年オーストラリアに戻ります。」

 

 

return② 戻す(他動詞)

Return books to the bookshelf without fail.

「本は必ず本棚に戻してください。」

 

close① 閉まる (自動詞)

The gate closed automatically.

「その門は自動的に閉まりました。」

 

close② 閉める (他動詞)

Will you close the window? 

「窓を閉めてもらえますか?」

 

open① 開く(自動詞)

A new shopping center opened near the City Hall.

「新しいショッピングセンターが市役所の近くにオープンしました。」

 

open② 開ける(他動詞)

I open wine every weekend.

「私は毎週末、ワインを開けます」

 

 

因みに open は「開いている」という形容詞がありますが、 close には「閉まっている」という形容詞はありません(「~に近い」という形容詞はあります)。なので、お店が開いているとき、看板は “Open” でいいのですが、閉まっているときには “Close” ではなく”Closed”としなくてはいけません。”Close”という看板を掛けてしまっているお店を日本ではよく見かけますけどね。

 

stop① 止まる(自動詞)

An ambulance stopped in front of the building.

「1台の救急車がそのビルの前に止まりました。」

 

 

stop② 止める(他動詞)

General manager decided to stop our new promotional activity.

「私たちのマネージャーは私たちの新しい販促活動を止める決断をした。」

 

speak①  ~と話す(自動詞)

I spoke with Tom about a new plan.

「私はトムと新しい計画について話しました。」

 

speak② 言語を話す(他動詞)

Can you speak French?

「あなたはフランス語が話せますか。」

 

 

run① (自動詞)走る

He ran to the station to catch the express train.

「彼は急行電車に乗り遅れまいと、駅まで走りました。」

 

 

run② (他動詞)経営する

My uncle runs a bar in the downtown.

「私のおじさんはダウンタウンでバーを経営しています。」

 

 

さて、動詞の後に目的語になる名詞が来ない場合、基本的に自動詞だ言えます。けれど、基本動詞の熟語の場合、まとめて他動詞として捉えた方が良い場合があります。

 

例えば、look forと言う熟語は「~を求めて見る」という原義から「~を探す」と言う意味になっています。for 以降は前置詞と名詞の組み合わせで副詞句ですが、「~を探す」、と言う意味では他動詞と捉えることもできます。また、give up (動詞+副詞小片)なども、後ろに目的語をとると、セットで他動詞と考えた方がいいですね。

 

 

例えば、look for my key と言う場合、look forが他動詞、my key が目的語と考えた方が分かりやすいし、覚えやすいですね。このような基本動詞の熟語は他動詞と捉えて構いません。また、基本動詞の熟語の中には一語の、いわゆるbig word (少し長くて難しい単語)と同じ意味になるものもあります

 

 

これらは並べて頭に入れておくと語彙が一気に増えますよ。例を挙げてみましょう。

 

put off = postpone 延期する

The game was put off to the next week. 

「その試合は翌週に延期になりました。」

 

get over = overcome ~に打ち勝つ

The country got over its economic crisis. 

「その国は経済危機を乗り越えました。」

 

 

cut down = reduce ~を削減する

We ned to cut down (on) household expenses.

「私たちは家計を切り詰める必要があります。」

 

take after= resemble ~に似ている

He takes after his father in every way.

「彼は父親にそっくりです。」

 

その他、代表的なものを挙げておきましょう

turn up = appear 現れる

turn down = reject 拒絶する

throw away = discard 捨てる

do away with = abolish 廃止する

find out = discover 発見する

 

いかがですか?基本動詞や、前置詞、副詞小片(up, away, outなどの短い副詞)は日本人の学習者にとって意味や語感がつかみにくいのですが、このように big word と並べると、意味を覚えやすく、語感も学べるし、語彙も増えるので一石三鳥です。ぜひ、ご自分でも、自動詞と他動詞を比較したり、これらの同意語を探してみてください。

基本動詞 get 攻略のカギは「動き」を起こす「力強さ」

 

高校時代、英語を勉強する際に熟語や慣用表現の重要さを感じましたが、なかなか覚えにくく、またなかなか馴染めなくて困ったのを思い出します。

 

特にget、 make、 take、 put など短い基本単語は、多くの熟語を作り出し、しかもそれぞれの熟語で動詞の意味が共通していないように感じ、覚えられないのです。get it, get on, get out, get off, get out など、いくらでもできそうで、しかもそれぞれに複数の意味がついていたり。

 

ああ、もう覚えられない・・・ むりやり覚えるため、ベッドの上の天井に貼り、寝る前、起きた時に何度も目にせざるをえないようにしたり、涙ぐましい努力をしたものです。

 

英語に多く触れるようになって、これら基本動詞そしてそれらにくっつく副詞(小片)や前置詞の語感がしっかりわかるようになってきました。

 

こうなると基本動詞の熟語など基本動詞を使った表現が理解でき、またネイティブの子供たちは難しい単語でなくこれら基本動詞の組み合わせから、表現を増やしていくことも納得できるようになりました。

 

さて、ここでは基本動詞の中でも難関の get について、つかむべきその語感を伝授しましょう。なぜか参考書などにはこのような解説は見当たりませんよ。

 

get の難しい点は、まず目的語をとる他動詞と自動詞と両方あり、意味が異なるように感じる点です。まず、何かをゲットした、と日本語にもなっている「得る」という意味ですね。第3文型で、I got the ticket at a discount. 「そのチケットを割引で手に入れたよ。」I got it. は「わかった。」

 

第4文型の動詞としては、誰かに何かを持ってくる場合にも使います。I’ll get you some nice coffee. 「おいしいコーヒーをあなたに持ってきてあげましょう。」

 

第2文型の自動詞としてもよく使います。He gets hungry around five o’clock every evening. 「毎夕5時ごろに彼はお腹がすいてきます。」It is getting warmer and warmer. 「どんどん温かくなってきました。」

 

この2文型でbe 動詞と比べることからget の理解ができるようになります。He is injured. は「彼はケガしている。」He got injured. は「彼はケガをした。」というわけで、この「動き」をとらえてほしいのです。

 

get は起動動詞と呼ぶことがあります。「止まっているものに動きを与える」これが get の本質の一つです。be動詞を get に変えてみましょう。

 

例えばbe used to --- は「何かに慣れていると」いう意味です。He is used to eating spicy Korean dishes.「彼は辛い韓国料理を食べることに慣れている。」

 

これを get にすると、He got used to eating spicy Korean dishes. 「彼は辛い韓国料理を食べることに慣れた。」となります。動きを示していますね。be interested in , get interested in  / be excited about ,   get excited about なども同様です。

 

get は動きと共にある程度の「強さ・力」 を感じる言葉であり、これも本質で「動き」をもたらすものとも言えます。例えば、相手に Go out! というと、「外に出なさい。」という響きですが、Get out! というと、「出ていけ。」となり、強さが感じられますね。

 

第3文型の他動詞でもget は「しっかり得る」という力強さがあり、第4文型で誰かに何かを持ってきてあげる場合も、力強い行動を感じます。

 

再び、チェックしてみましょう。I got the ticket at last. 「ついに、そのチケットを手に入れたよ。」Get me some water! 「水を持ってきて!」   

 

「車に乗り込む」は get into the car 、その逆に「車から出る」はI get out of the car 。車の出入りはドアの開け閉め、体の出し入れが必要である程度の「力」が必要です。同様にバスや電車の乗り降りも、get on / get off を使います。on は乗っている状態、 off は「さっと離れる」意味を示します。

 

「調子はどうだい」「どのようにお暮しですか?」という挨拶のような表現は How are you getting along? と言います。along は「~に沿って」という前置詞もあり、道や川に沿っていくことを示します。

 

get along は「暮らしや人生」という道に沿って「進もう」とすることを示しています。だから How are you getting along? と聞くのですね。「誰々とうまくやっていく」も同様で、 get along with --- という表現を使います。I found it difficult to get along with him. 「彼とうまく付き合っていくのは難しいと感じた。」

 

さらに、何か困難を乗り越える場合、get over という表現になります。over は何かを超える様を表わします。つまり力を込めて、困難などを克服する表現です。The company got over a crisis. 「その会社は困難を乗り越えた。」まさに get の力強さが感じられますね。

 

いかがですか? 「get がわかれば英語がわかる」は大袈裟ですが、このように基本単語の本質的意味を実感できるようになると、英語の表現力、また英語を読む・聴く力も大きく伸びますよ。

校長ブログ by SatoG

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