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多彩な「見る」の英語表現はしっかり区別しよう!

当校の高校生クラスではミニ・ディベートの時間を設けていて、身近なテーマで基礎的なディベートを実践して学んでいます。

 

「エイリアンはいるか?」といったテーマもあり、教材を作っているとき「人間は本当に良くできているなあ。エイリアンを想像しても、どうしても人間の形を考えてしまうなあ」と思います。

 

先に「顔」や「目」に関する英語表現の話をしました。その「良くできた」人間の顔には「五感」を司る器官が集中しています。中でも、目と口は「情報の収集」と「コミュニケーション」において特に重要で、日々の暮らしは「目と口で進んでいく」といっても過言ではないですね。

 

というわけで、まず目の役割、「見る」が今日のテーマです。「見る」ことを表わす英語はたくさんありますが、意識して区別することは、英語上達の大きなきっかけになりますよ。

 

 

「見る」と言えば、基本的な単語は see とlook at ですね。see は(自然に目に入ってくる)ことを示し、一方 look at は(対象を定めるように、また方向を定めて見る)です。look についている前置詞 at は、まさに目標・的(まと)を示す言葉です。

 

I saw a little girl crying on the street. 「道で泣いている小さな女の子を見た。」She looked at the sea from the window. 「彼女は窓から海を見た。」

 

これらsee と look at は、ちょうど「聞く」という意味の英語において、(自然に耳に入る) hear と(意識して聴く)listen to の関係と同様ですね。

 

look は後ろに副詞や前置詞をつけて、様々な表現があります。look for 「探す」、look after 「世話をする」、look into 「覗き込む・調査する」、look up 「(単語などを) 調べる」、look up to 「尊敬する」、look up at 「(空などを)見上げる」、といった具合です。

 

「テレビを見る」でお馴染みの watch は(注意深く見る)ことを表わします。 I often watch basketball games.「わたしはよくバスケットボールの試合を見ます。」

 

 

テレビでドラマなどを見る場合は watch ですが 「映画を見る」は see a movie と言いますね。これは映画は映画館で大きなスクリーンで見るものだ(った)から、(注意深く見る)必要がないからですね。あるいは see a movie は go to the movies 「映画に行く」などの表現と並んで、一つの娯楽行為を示す言葉だったと言えます。

 

しかし最近は映画も、テレビはもとよりPC、スマホ、タブレットなどで楽しむことの方が多くなってきています。そのせいか watch a movie と表記する場合も珍しくなくなってきました。

 

 

さてwatchより、さらにしっかり(観察するように)見る、は observe です。オブザーバー (observer) という言葉があるように、ちょっと後ろから、あるいは客観的に見ることを示します。We observed a meeting. 「私たちは、ある会議を見守った。」

 

 

また、observe には (規則などを守る)という意味があります。It is important to observe traffic rules. 「交通規則を守ることは重要です。」

 

view は名詞の「景色」がなじみ深いですね。 This room offers a great view of the fireworks show. 「この部屋は素晴らしい花火大会の景色が楽しめます。」動詞のview は(興味を持って見る、全体を眺める)というニュアンスです。 We viewed a rehearsal of the musical. 「私たちはそのミュージカルのリハーサルを見ました。」

 

 

(ちらっと見る)は熟語 take a look at が使いやすいですが、一語なら glance があり、やはり目標を示す at をつけます。When I glanced at her face, my heart started beating.「彼女の顔をちらっと見た時、私の心臓がドキドキしだした。」

 

「じっと見る・じろじろ見る」は stare at、「(好奇心や興味をもって)凝視する」は gaze at です。When I entered the classroom, all the students stared at me. 「私が教室に入ると、生徒のみんなが私をじろじろ見た。」

 

 

Jane gazed at the moon without words. 「ジェーンは静かに月をじっと見ていた。」

 

 

あと、新聞などを(さっと見る)は scan 。書類をデータ化するのに使うスキャナー scanner という機器は便利ですよね。Please scan this document into PDF. 「この書類をスキャンしてPDFにしてください。」

 

また同様に、書面の内容などを(かすめとるように見る)は skim です。 Jane skimmed through a letter. 「ジェーンは手紙にざっと目を通した。」

 

最後に、see と meet の違いについて。see には(会う)という意味がありますよね。See you! は「またね。」しかし初対面の人と会う時はmeet です。 Nice to meet you. 「お会いできてうれしいです。」2回目以降、その人に会う場合は、see です。Nice to see you again. 「またお会いできてうれしいです。」

 

see は(自然に目に入る)という意味ですから、人を街で見かけたり、通りで出会ったりするのも see です。I saw Tom in Ginza today.「今日銀座でトムに会ったよ。」

 

ただし、2回目以降でも、打ち合わせなどで会う場合は meet です。会議は meeting ですからね。Let's meet at 5:30 at the café in front of the station. 「5時半に駅の前のカフェで会いましょう。」

 

 

いかがでしたか?「見る」にもいろいろありますが、大切な言葉ばかりです。違いを味わってくださいね。

校長ブログ by SatoG

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