高校生クラスのレッスンで、興味深い記事を取り上げました。
フランスの花屋さんたち(French florists)は、お客さんたち(customers)がバレンタインに(for Valentine’s Day)赤いバラをプレゼントするのを、やめてもらおうと(get them to stop giving red roses)努力しているんですって(are trying to)。
しかも、その理由は(for the sake of the planet)「惑星の(利益の)ために」となっています。
for the sake of 「~の(利益の)ために」は、よく使われる熟語です。sakeはここでは「酒(サーキ)」ではありませんよ。セイク(利益・目的・繁栄)です。
惑星とは「地球」のことですね。我々に身近な惑星(the planet あるいは our planet)と書いてあれば、地球のことを指します。
フランスでは、バレンタインデーに赤いバラの花を贈るのが、根強い伝統(strong tradition)なんだそうです。
では、なぜ花屋さんたちは、地球のためを思って、赤いバラを贈る伝統に、ストップをかけようとしているのでしょうか? それは、フランスは、この赤いバラを空輸で(by air)輸入(import)しているからなのです。
それは、飛行機が多く飛べば、二酸化炭素の排出により、少しずつでも地球温暖化(global warming)に貢献してしまう(contribute to)からなのです。
なので、花屋さんたちは地元で育てられる(locally-grown)花々。例えば赤いチューリップ(red tulips)を代わりに(instead)買うことを勧めて(encourage them to buy)いるのだそうです。
レッスンでは、記事に出てきた使役的表現、get ---- to do、encourage ---- to do などのグループと、to を使わない(原形不定詞)のmake(have, let) --- to do、help ---- (to) do、それに変わり種の表現 help do (この記事では help heat the planet)などの使い方を学びました。
赤いバラへの需要(demand for red roses)は相当なものなのでしょうね。輸入せざるを得ないということは。
フランスでは、情熱の赤いバラを男性から女性にプレゼントして、いつも変わらぬ愛情を伝える日なんだそうです。お国が変われば風習も違いますね。