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英語に強くなる秘訣の一つとして、私は「文型に強くなること」を挙げます。

 

なぜなら、どんな英文でも、たった5つの型に分類できるので、読む・聴くだけでなく話す・書くの実践において、5つの文型を操れるなら、自信をもって英語に臨むことができるからです。

 

その中でも2つ目の第2文型は、構成する動詞の種類・数が限られているので、攻略は簡単です。

 

look を「~に見える」「~のように見える」の意味で使うのは、第2文型の典型例です。第2文型は S (主語)+V (述語動詞)+C (補語) の形をとり、簡単に言えば S を C で説明する文です。

 

第2文型を作る動詞は大きく3つのグループに分けられます。①BE動詞 ②「~になる(変化)/ 変化しない」を示す動詞 ③感覚で判断する動詞。

 

②の変化を示す動詞は get, become, grow など、③の感覚で判断する動詞が look、sound、taste、 feel などで、第2文型の動詞は数が限られているのです。

 

BE動詞は、第2文型ではイコールの意味を示すので、He is a teacher. He is sick. などは確定的な表現です。これに対して、He looks like a teacher.「彼は先生のように見える。」He looks sick. 「彼は病気のように見える。」は見かけから判断していますね。これが感覚による判断の動詞です。

 

このグループの動詞は基本的に補語に形容詞だけをとり、名詞の場合はその前に前置詞 like をつけて like a teacher (先生のような) 形容詞句を作って補語にします。

 

 

外観の判断は appear も使われます。He appeared a bit irritated. 「彼は少しイライラしているようでした。」

 

声あるいは音で判断するのが sound です。The plan sounds interesting.「その計画は面白そうですね。」That sounds like a good idea. 「それは良いアイデアのように聞こえます。」

 

主語 It あるいは That を省略した、 Sounds good! 「いいねえ!」は会話でよく使われますね。

 

味で判断するのが taste です。 This drink tastes sour. 「この飲み物、酸っぱいね。」The food tasted better than it looked. 「その食べ物は見かけよりはおいしかった。」

 

においの判断は smell です。It smells good. 「いい匂いですね。」Something smells good. 「何かいいにおいがする。」

 

feel は「感じる」です。I am tired. は「私は疲れている。」とはっきりしている場合を示します。I feel tired. は「私は疲れているように感じる。」

 

feel thick は「気分が悪い。胃がムカムカする。」という決まり文句。そんな気分になりたくないけど、知ってないといけない表現ですね。

 

feel はまた、感触で判断する動詞でもあります。Her skin feels smooth. This cream feels smooth. はどちらも「すべすべする」という感触を示します。feel は第3文型もあり、I felt a sudden pain in my lower back. 「私は腰に急な痛みを感じた。」というように使います。

 

 

最後に seem 。これは状況から総合的に判断する場合で、She seems a bit nervous. 「彼女は少し緊張しているようだ。」というように使います。

 

seemは構文が多彩で、that節やto 不定詞を後ろにとります。It seems that a big earthquake hit the island. 「大きな地震がその島を襲ったようだ。」

 

Everything seems to be going well. 「すべてがうまくいってるようだ。」I seem to have lost my smartphone. 「スマホを失くしたみたいだ。」というように使います。

 

これで第2文型の感覚動詞は征服です。君の英語力はまた格段に向上しましたよ。

 

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