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オリンピックの競技には、飛び込み競技 diving competition やシンクロナイズド・スイミングsynchronized swimming のような水しぶきの上がる種目があって、見ていても興奮度が上がりますが、この水しぶき、英語では spray あるいは splash と言います。

 

 

これらの単語に入っている SP という文字は「勢いを感じさせる音」なのです。今日は英単語力を、音感を軸に倍増させる方法について、この SP を例にお話ししましょう。

 

 

オリンピックの花と言えば陸上競技ですが、短距離走の選手を スプリンターと言いますね。この sprinter にもSPが入っています。sprintは「全力でダッシュする」という意味。

 

 

英語の p は、その文字部分を発音すると(プッ!)と、前に息や唾が出てしまいそうな強さがあります。 push (押す) という単語でも前に力がかかるのがわかると思います。このP の前にSがつくと、さらに勢いが増すのです。

 

きれいな話ではないですが、実際「唾を吐く」も英語では spit です。一生懸命にしゃべる時、唾が飛んでしまうことがありますが、そこから連想できるようにspeak「話す」にもSPが入っていますね。speakerは「話者、スピーカー」。

 

 

冒頭で話したように、水が勢いよく飛び出すことに関する単語も多くあります。 sprinkle 「まき散らす」。sprinkler「散水車、散水器」でお馴染みですね。 そういえば「春」のspring にも「跳ねる、湧き出る」という意味がありますね。湧き水は spring water。 spatter は「水をまき散らす」です。

 

 

植物が「芽を出す」は sprout、sparkle は「火花を出す、輝く」。「拍車をかける」は spur です。どれも勢いを感じる単語ですね。

 

前に勢いを出すSPは、さらに「突出する」というイメージに発展しています。spear 「槍(やり)」、spike 「犬くぎ」、spine 「とげ」など、いろいろありますね。

 

 

そういえば spike は、バレーボールで「ボールを強打する」という意味で使います。オリンピックの思い出と共に、これらの「勢いある」英単語たちも覚えておいてくださいね。

 

 

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